モデルユーザー紹介
自分がやりたいこと、好きなことを発信して、関わっている人全員をハッピーにしたい。
2018.10.16
モデルやグラビアアイドルとして活動しながら、 自らプロデューサーとして「美女×アート」をテーマにした舞台を手掛ける、 麻衣阿(まいあ)さんに、シュウモが週末モデル公式キャラクターとして 初のインタビューを敢行しました。「妄想テロリスト」を名乗る彼女が、 普段からどんな妄想をしているのか、頭の中を覗いてみました。
10月17日、ファッションと演劇を組み合わせた新たな舞台が始まる。
まずは、麻衣阿さんの職業について教えてください。
モデルやグラビアアイドルとして芸能活動をしながら、現在は出演者としてだけでなく、演じる舞台をつくるプロデューサーの仕事もしており、プロデューサーアイドル(プロドル)を名乗っています!私がプロデュースする舞台は「美女×アート」をテーマにしていて、アートな世界の中で美女たちが役を演じます。出演者や舞台監督、ヘアメイク、照明、音響などのスタッフ、そしてチラシのデザイナーまで、関わる人すべてを自分で決めて、一つの作品を作り上げていきます。
プロデューサーになった経緯が気になりますね。
私が主演を務めていた、ある舞台で、知り合いの方から制作を任されたことがきっかけです。
元々何かを作りたいという思いがあったので引き受けることにしました。
キャスティングや照明操作、チケットの販売管理、出演者のスケジュール管理なども行う一方で、主演としての責務も果たすべく、がむしゃらに練習に励みました。
その甲斐もあって、当日は私のポスターやブロマイドが完売するほど大成功だったのですが、終演後、なんとギャラが払われなかったんです・・・。その頃は大手系列事務所に入っていたのですが、あれだけ一生懸命にやったのに「こんなものか」と現実を突きつけられたような、裏切られたような気持ちになり、本当に愕然としました。それならいっそのこと、自分がプロデューサーになり、自分が好きなように、自由に作り上げたいと思い、プロデューサーになることを決意しました。今年でプロデューサー3年目になります。
舞台が始まると風の噂で聞きました!
そうなんです。来月の10月17日から5日間、ファッションと演劇を組み合わせた舞台が始まります。「kemono」というアパレルブランドさんをフィーチャーさせていただいたき、カーテンコールはファッションショーのようなランウェイ形式で、撮影も自由です。また、スタンド花の代わりにkemonoのお洋服とメッセージを送ってもらうなど、あったらいいなと思うことを詰め込みました(笑)。舞台はリアリティがあってシリアスな物語なのですが、所々笑える部分もあって、ファッション好きな方も、演劇好きな方も楽しめる作品になっているので、ぜひ見に来ていただきたいです!
もちろん「美女 × アート」がテーマなので、出演者は美女ばかりでとても豪華です。また、アーティスティックな演出として、部分的にアートメイクも取り入れています。見に来ていただいたお客さまはもちろんのこと、出演者やスタッフ、そこに関わっている人全員が楽しめる企画をいつも心がけています。
人とのつながりを大切にしてきたからこそ、世界がひろがった。
芸能活動を始めたきっかけを教えてください!
高校1年生のときに、友達と「Seventeen」の読者モデルをしたことがきっかけです。少しだけ出るつもりが、通っていた高校がお嬢様学校だったので「セレブ高校生」というフレコミで特集ページを組んでいただいたりして、撮影に呼ばれる機会が多くなりました。私自身も徐々に芸能活動に興味を持つようになり、高校を卒業してからは大学に通いながら、女優活動をしていました。また、3歳からずっとクラシックバレエも続けていましたが、その頃は自分に何が向いているのか、何をしたいのか迷っている時期で。ただ何かを一から作り上げたいという意欲はありました。そんな中、主演舞台でキャスティングと制作の仕事を任されたことがきっかけで、プロデューサーの道に進んだのです。
週末モデルに登録した理由はなんですか?
私が企画した舞台で撮影を手伝ってくれているカメラマンさんに「週末モデル」のことを紹介していただいたんです。私自身多くの女性を知っているので「お互いに力になれることがあるかもしれない」ということで、週末モデルを始めました。週末モデルとしてモデル活動をすることは、気晴らしというか、息抜きになっています。企画を考えて制作することがメインの仕事なんですけど、そればっかりだと煮詰まっちゃうんです。モデル活動をすることによって、本業とのバランスがとれていますね。
モデルとプロデューサーを両立するために心がけていることを教えてください。
基本性格の裏表はないのですが、双方で顔を使い分けるようにしています。プロデューサーのときは、若い女性だからと下に見られることもあるので、仕事ができる人だと思われるような言動や行動を心がけています。人の上に立って指示をしないといけない立場なので。ただ、一緒に仕事をしてみたいと思ってもらうために、親しみやすさやフィーリングも大事なので、相手の様子を見ながら戦略的にやっています。モデル業のときは、謙虚に、お高くとまらず勘違いをしないように心がけていますね。
高校1年生の頃から芸能活動をやってきたおかげで人脈が広がり、プロデューサーのお仕事にも役立っています。「こんな子を探してほしい」と言われれば紹介することができますし、協力してくれる仲間も増えました。これからも人との繋がりを大切にしながら、2つの顔を上手く使い分けていきたいと思っています。
これからも「美女×アート」の融合で、関わっている人をハッピーにしたい。
アートとの融合をテーマにしているのはなぜですか?
実は私のお母さんが画家で、子供の頃からよく美術館に連れられて行っていました。当時は全然興味がなかったので、妹と一緒に遊びながら待ってたのですが(笑)。小さい頃から自然とアートに触れる機会が多かったんですよね。また、お父さんが元社長で、ドイツに会社を構えてブランド品の貿易商をやっていました。最近気づいたんですけど、私はやはり両親の血を引き継いでいるみたいです。自分の好きなことをやり、人の下では働けないところはお父さん似で、アートが好きな心はお母さん似です。時間は掛かりましたが、自分の好きなこと、やりたいことが見つられて、毎日充実した日々が送れているのも、両親のおかげだと思っています。
目標があったら教えてください。
目標は蜷川実花さんです。蜷川さんがプロデュースされている映画のようなアートな世界を発信していきたいです。自分の色を出しつつ、関わっているすべての人がハッピーになれるようなものを作れるようになることが、今の私の目標です。
プロデューサー業は、たくさんの人をまとめて一つのものを作り上げる、難しい職業。それでも自分のやりたい軸はぶらさず、思いがけないアイデアでみんなを楽しませることができるのは、彼女が育ってきた環境や、さまざまな芸能活動をしてきた経験が生きているようですね。これからも「美女×アート」の融合で人々を魅了する麻衣阿さんから目が離せませんね!